インナーチャイルドからのサイン
あなたは幼い頃のことを思い出す時、どんなことが頭に浮かびますか?
無邪気に走り回ってる姿でしょうか?お母さんの優しい笑顔でしょうか?それとも怒られて拗ねてるところかな?もしかしたら傷ついて泣いている所かもしれません。
本来小さなこどもは無条件で両親からの愛情をもらいながら育ち、『私は愛されている』『自分は受け入れてもらえている・認めてもらえている』と感じれる安心安全の場所が必要です。しかし必ずしもその必要な環境下で成長できるとは限りません。
恐怖を感じた時に抱きしめてもらえなかったり、お母さんに笑って欲しかっただけなのに傷つく言葉を言われたり、悪いことをしたからと言われ物置きに閉じ込められたり…
本当なら守ってくれるはずの大人(親)から否定され続けたたり、ネグレクトや敵わない力の暴力で支配されたりしてしまう子供もいます。
そんな幼少期に受けた深い傷やトラウマを抱え、置き去りにされたままの小さな子供の頃の自分をインナーチャイルドと呼びます。インナーチャイルドは傷ついた過去の記憶でもあり、消してしまいたい嫌な記憶とも言えます。
幼い子供の脳はまだ未成熟であるため、嫌な感情や強い恐怖などを感じると心のダメージが大きく処理しきれないことがあります。そして無意識にその辛い感情に蓋をして、感情を感じないよう自分を守る防衛本能が働くことがあり、こうして感情を感じきれないまま過ごしていくと後に様々な悩みを引き起こしていきます。
人間の心の基礎は生まれてから12歳くらいまでに出来ると言われているのですが、その時期にできた価値観や考え方・行動パターンなどがその後の人生にとても影響すると言われています。
例えば
Aちゃんは遊びに夢中になっていてお片付けを忘れていると、いつも母親から「悪い子ね」と言われて育ちました。「早くお片付けしないと置いてくわよ」と。
すると徐々にAちゃんの中に『お片付けしない私は悪い子なんだ。』『いい子にしないと置いていかれる。いい子でいないとお母さんから愛してもらえない。』という価値観が出来てしまいます。
そしてその傷ついた心が癒えないまま大人になると『私はいい人(いい子)でいなければいけない』や『私がこんなダメだから人から嫌われるんだ』など、自分を責めたり、人間関係に恐怖を感じたり、感情を表現できなくなったり(もしくは感情を感じれなくなったり)してしまうことになります。
なので幼少期にどんなことを感じたのか、どんな価値観や考え方をインプットしたのか(親から言われたのか)、自分のことをどう思い込んだのかが人生においてとても重要な鍵を握っています。
あなたが今もし何かしらの生きづらさを感じているとしたら、もしかしたら小さい頃に出来た価値観や信念が影響している可能性があります。そしてその生きづらさにあなたが現在辛い思いをしたり苦しんだりしているのなら…
あなたの中の幼い頃に傷ついたままのインナーチャイルドが今のあなたに気づいてほしくてサインを送っているのかもしれませんね。
インナーチャイルドセラピーは、この傷ついたままの子供の感情を今の大人のあなたが無条件に認め、受け入れ、愛して癒してあげることで今抱えている生き辛さやお悩みが劇的に改善することがあります。
そして幼い頃にできた否定的な言葉、価値観、信念、感情、思い込みを新しいものへと書き換えることで、自分への愛〝自己肯定感・自己受容感〟を取り戻し、本来のパワフルで素敵な自分に戻っていきます。
インナーチャイルドが癒えると同時に、ワクワクする気持ちや喜びが感じられるようにもなるので、温かくて柔らかい光のようなものに包まれてるような感覚を感じたと言う方も多くいらっしゃいます。
サインとは?どんなこと?
本来持っている力を取り戻すためにはまず、インナーチャイルドの声に気づいてあげることが大切です。今もしこの中で当てはまるものがある場合、あなたのインナーチャイルドが気づいて欲しくてサインを送っている可能性があります。
◯自分はダメな人間だと思っている
◯私なんか、僕なんか…が口癖
◯どうせ…という考えがよく出てくる
◯いつもイライラしてる
◯感情のコントロールが苦手
◯いつも我慢をしてしまう
◯人に気を使いすぎてしまう
◯人間関係が円滑にいかない
◯幼い頃の嫌なことが頭から離れない
◯親に愛されていないと感じている
◯人を愛せない
◯幼い頃の感情を思い出せない
◯子育てしていて感情的に叱ってしまう
◯親からされていた嫌なことを子どもにもしてしまう
◯自分がどうしたいのかわからない
◯わけもなく涙が出てくる
など、あなたは当てはまるものがありましたか?
そこにはあなたが幼い頃に傷ついたインナーチャイルドが隠れているのかもしれませんね。
インナーチャイルドのサインに気づいたら、次は大人のあなたがインナーチャイルドセラピーで癒して安心をあげていきましょう。